学び学びのリマの二日間
首都リマでの生活後半戦です。
後半戦は、安全管理に研修と中間報告会、さらに大使館でのパーティーの招待とイベント満載です。
安全管理の研修は毎年1回おこなわれているのものです。
今回は日本から海外での警備などを専門とする企業の方達に研修をしてもらいました。
研修中は撮影禁止だったので写真撮れなかったのが残念なのですが、この研修会社の方達がすごい。
何が凄いかというと、見た目がゴリゴリ。
完全に軍隊です。それもそのはずで、全員が自衛隊や警察の特殊部隊、米軍の出身という方々。
初めは軍隊の訓練でも始まるのかと思いました。
内容としては、日常生活でのスリや強盗からテロに関するもの、さらに怪我などを負った際の応急処置などまで幅広くかつ実際に体を動かして行うというものでした。
日本だとまずあり得ないだろうという犯罪が容易に起きるのが残念ながら中南米諸国の現実です。
例えば、街中でスマホいじってたらターゲットにされて、人気のない道に入った瞬間に強盗あうとか。
ちょっと生活にも慣れてきたこのタイミングで研修を受けたことで、久しぶりに安全管理への緊張感が高まりました。
そして、翌日には中間報告会。
これはJICAボランティアが任期の半分、つまり1年を終えた段階で行うものです。
これまでの活動やこれからの計画について共有する場です。この発表で先輩隊員や同期からアドバイスをもらったり、後輩隊員は自分の活動へのヒントを得たりします。
自分はまだ5ヶ月目であるため完全にヒントをもらう立場でした。
そしてこの発表、ペルー側の国際協力庁の方や各地のカウンターパートも来ているため全部スペイン語で行います。
先輩隊員たちのスペイン語レベルに驚かせれます。
果たして半年後、自分はあそこまで喋れるのか。勉強頑張ろう(毎回これ書いてる気がする)
この中間発表を通じて、当たり前ですが一人一人活動のアプローチは違うし、任地の状況も異なるなと再確認できました。
自分の置かれている状況、課題と資源をもう1度見直したいたいなと。
また、自分は環境隊員という立場でペルーを見て、活動していますが、例えば栄養士隊員、理学療法士、スポーツ指導の隊員では見え方が違うし、そんな先輩たちの話から新しいペルーの姿が少し見えて来ました。
最近、ずっと任地にいて環境教育の活動ばかりをしているせいか、せっかく世界に出たのに、自分の世界があまり広がっていないように感じていました。
もっと色んな場所、色んな見方を知りたいなと思える中間報告会でした。
このモチベーションがちゃんと維持できるか。維持しないと!
学びの多い首都出張です。