東京
10月もそろそろ終わりに近づいてきて、ペルーはどんどん暑くなります。
ここイカはもはや日本の夏のようです。
さて、今回のブログは協力隊の活動とほとんど関係ありません!が、ちょっとは関係あるかな。
「とにかく生きて帰ってくること」
何が起こるかわからない途上国。JICAボランティアの最大の任務はこの生きて帰ることだとも言われます。
自分も生きて帰りたい場所があります。東京。
自分の街だしね。家族もいます。そして多くの友人たち。
そう思わせてくれる人たちの一つ、めっちゃ大事な場所として自分には大学時代に所属したダンスサークル、そのOBOG団体があります。
年齢も職業もバラバラ。人数は超大所帯。なんせ20年以上の歴史があるサークルのOBOG団体です。
そんなOBOG団体がこの週末、2年ぶり4回目となるダンス公演を無事に終えました。
自分はサークルを引退してから、ずっと様々なイベントで関わってきていたので完全に何も関わらなかったのは今回が初めてです。
ダンス公演は、普通のダンスの発表会やいわゆるクラブなどでイベントと違い、しっかりした劇場を借り、照明をつけ、一つのテーマやストーリーを様々なダンス作品で繋ぎながら表していくものです。ストーリーはオリジナル。公演全体の時間は約2時間。自分たちの団体ではよりストーリーを深く伝えるために、アクティングや映像なんかも使います。
いわば映画や演劇とダンスの融合という感じ。
実際、公演実施にはかなりの費用と時間がかかります。それくらい大規模。でもだからこそ面白いし感動があります。
実は自分は2年前に代表という立場でそのときの公演制作を主導していました。それまでずっと関わってきた団体で、本当に青春の全てだったので、公演に全てを注いでいました。大変な事だらけだったけどそれ以上に最高の時間。
そして何より学生時代、長いやつでは高校生の時からずっと一緒に踊ってきた仲間に支えられ、苦しみ、一緒に喜び合うというのは、自分はホントに社会人か?と思わせるほどTHE 青春でした。
しかしそんな完全燃焼な公演が終わった時に、ふと思ったこと。一回この団体から、というか東京から離れるべきかもしれない。
こう思ったのは、自分は実家も東京でずっと東京暮らし。就職も東京だったためずーーーと東京でした。これはあまりに世界が狭くないか?仲の良い友達にすぐ会えるのは心地良いがホントにこれで良いのか?
こんなモヤモヤが生まれたのです。
20代のうちに自分の中で一つ挑戦をしてみたいと思っていたこともあります。
まだ他にも理由はありますが、青年海外協力隊に応募しようと思ったことの一つに「心地良い東京を一度離れたい」というのがあったことは確かです。
そして実際に離れてみて、今回自分にとってとても思い入れのある公演が終わりました。
便利な世の中で、公演までの様子や仲間たちの想いはLINEやらInstagramなんかで知ることができました。
いやー、観たかった!てか出たかった!!
割と覚悟を決めてペルーに来たのに、なんやかんやでの寂しさ。
でもまだまだ、帰れない。
てかまだペルーで何もできて無いし、成長出来てないなと思うのです。
めちゃめちゃ好きな場所だからこそ、しっかり胸張って帰りたい。
地球の裏側にいてもダンス公演でパワーをもらえました。
自分にとっての東京は、離れるべき場所であり帰るべき場所です。
無事に生きて、胸張って帰るためにも、まだまだ頑張らないと!
一先ず、D-mc NEXTのみなさんTokyo公演お疲れさまでした!