まわり回ってペルーの地

青年海外協力隊2017年度1次隊 ペルーのイカという街での活動記録。環境教育という分野でゴミ問題に奮闘中。

36年ぶりの悲願へ ペルー対コロンビア

一昨日の話しですが10月10日は街の誰もが興奮して異様な感じになっています。というのも今回のブログのタイトル通り、ワールドカップ2018ロシア大会予選、その最終戦があるためです。相手はコロンビア。
ペルーはここまでで5位につけています。
 
ちなみに自分はサッカーはやってないし、詳しくもありません。
 
南米予選では4位までは本大会に出場確定。5位は大陸間プレーオフに出場することができます。もし今日コロンビアに勝つとペルーは位で予選突破しワールドカップ本大会に出場決定します。決まればなんと36年ぶり。自分が生まれるより前に出場したきりなので、それはそれはすごい盛り上がり方です。
 
職場でも朝からサッカーの話題、テレビもラジオもそればかりです。てか職場でもラジオでずっとサッカーの特番を聞いています。市役所なのに普通にラジオ聞きながら働くあたりは南米ですねー。ちなみに普段は陽気な音楽が流れています。南米だなぁ。
 
自分の所属する環境課の勤務時間は普段であれば7:30〜14:30と昼休憩を挟んでの17:00〜20:00の二部制になっています。(これも不思議な働き方)
が、試合は18:30から。
今日は午後仕事あるの?とカウンターパートに聞くと、
「今日は誰も働かないぞ」
と当然のように答えられました。南米だなぁ。
 
ちなみに近くのスーパーやショッピングモールの店員さん達はペルー代表のユニフォームを着て仕事をしています。ホームステイ先の娘さんが銀行で働いていますが、やはりユニフォームで出勤していました。銀行までも。

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ユニフォーム着てるスーパーの店員。日本でもファミマとかでやってた気がする。
 
やはり南米。サッカーでこんなにも盛り上がってるのは日本のそれとは比べものにならないと思いました。
てか、市役所まで仕事休みになるって…
 
文面だけだと代表戦にのっかって休んでるだけじゃね?と思うかもしれませんが国民全体、国全体で本当に盛り上がっているし、心から応援してるんだなというのをペルーにいると感じます。
スポーツや「自分たちの代表が戦うこと」に対しては日本より想いが強いなと。そして個人的にはここまで一体になれることって素敵だなと感じます。
 
日本はスポーツ自体強いし、盛り上がっているけど、ここまでの盛り上がりや一体感はないなと思う。
ちょっと残念。JICAとしてはスポーツの指導などの支援はしています。が、スポーツの技術ではなくスタンスなんかはペルーから学ぶものもあるなと思います。(サッカー限定感はありますが)
 
なんやかんやでここまで盛り上がってると気になるもの。自分も近くのショッピングモールでパブッリクビューイングがあるということで友人達と観戦にいきました。
代表戦のときだけユニフォーム着て騒ぐ感じとほぼ同じです。THEミーハー。
 
 
試合はヒヤヒヤする場面は多くあったものの1-1の引き分け。
最終成績5位ということでプレーオフ進出という結果となりました!

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試合終了、プレーオフ進出が決まり歓喜の瞬間

この日は夜遅くまで色んな場所でお祭り騒ぎでした。

ちなみに翌日オフィスに行くと朝30分くらいはサッカー談義で仕事はスタートしませんでした。それくらいみんな嬉しいんだな。
 
ここまできたら本線出場ももう目の前。
Vamos a Rusia!!