まわり回ってペルーの地

青年海外協力隊2017年度1次隊 ペルーのイカという街での活動記録。環境教育という分野でゴミ問題に奮闘中。

今更ながら3月の出来事

すっごい久しぶりの更新になってしまいました。。
もはや、このままブログ終了かと思うレベルで期間が開きましたが、またちょくちょく書いていければと思います。
しばらくはちょっと前の出来事の話になります。
 
振り返ること、3月の出来事です。だいぶ前だなー。
ペルーでは3月から新学期なので、再び学校での啓発活動などが始まってきた時期です。
 
この月には一つ自分でやろうと思っていた企画がありました。
 
この企画をやろうと思ったのには理由がありました。
任地であるイカでも、2007年にマグニチュード8レベルの大地震があり多くの犠牲者を出しました。
イカでは教会が倒壊し17人が死亡、70人が負傷した。彼らはミサの出席者だった。また約85,000戸が倒壊した。リマの南東260kmにある都市ピスコでは、家屋の約80%が倒壊し、430人の市民が死亡し、うち100人が市の広場にある聖堂の倒壊に巻き込まれて死亡した。ペルー政府は死者510人と発表した
wikipediaより

 

また僕自身も、東日本大震災は自分自身の社会との関わりや環境問題、エネルギーや開発の問題を考える気かっけになった出来事でした。
 
日本人として忘れられない大災害、その経験を伝えることで同じように被災経験のあるイカのこれからの街づくりの一助になればという思いのもとの、今回の展示会開催に至りました。
 
今回の企画は、市役所の本来の業務とは関係のないものだったので、企画から準備まで基本的には自分ひとりで行いました。
 
展示会としてはポスターを制作し、写真と解説文にて東日本大震災について伝えるものにしました。
 
一応、内容的には
1. 地震の概要
2. 震災被害について
3. 福島の原発事故について
4. 福島の復興状況について
といった感じにしました。
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解説文や写真などで震災について伝えます
展示会は、街の中央広場であるPlaza de alams
時間は10:00〜16:00で行いました。
しかし、ペルーあるあるで展示物の運搬を依頼した車両が10:20頃にきたので、開始時間はだいぶ遅れていましたが(もはやこんな出来事には何も思わないくらいには慣れてきました)
 
今回の展示会、予想よりも多くの人々が足を止めて展示を見てくれて、色々を質問をしてくれる人、展示内容についての感想を言ってくれる人、イカの震災について話してくれる人など多くの方々と関わることができました。

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途中、謎に中学生たちに囲まれインタビュー大会になりました
展示会を通して、イカの様々な人々と直接話せたことはすごく良い機会だったなと思います。
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今回、自分の企画だったにも関わらず広場の使用許可や近隣の美大からイーゼルなどを借りれるように手配してくれた同僚たちには感謝です。毎回助けられています。

 
そして何よりカウンターパート。
彼女は展示会当日最初から最後まで協力してくれて、足を止めてくれた人々に対して展示の解説や案内をしてくれました。

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すごく熱を込めて案内してくれていました

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全て終えた後に記念の一枚
そして終わった直後、こういった展示会は直接人々とコミュニーケーションが取れるし、普段私たちが関われない人たちにも啓発活動ができるね。できれば毎月テーマを変えてやっていきたいね。と言ってくれました!

 

これは嬉しい!
 
初にしてはなかなか収穫のあった展示会でした。
ひとまず無事に終えられて良かったー!
 
最後にこの場を借りてにはなりますが、震災の被害にあわれた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災地の復興を心から願います。