ゆく年くる年旅行〜ワラス編〜
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
ペルーは真夏真っ盛りで、全く年末感、年越し感がありませんでしたが2018年になりましたねー。
さて、ペルーでは年末年始といっても日本のように休日にはならないようです。
が、日本人としては少し休みたいところ。そこで年末年始は少しお休みをもらって旅行に行って来ました。
今回の目的地はペルー北部の山岳地域ワラス(Huaraz)
ちなみに標高めっちゃ高いです、この街。
なんと3052m。
ホテルの部屋が4階でエレベーターが無かったのですが、毎回の階段上り下りがなかなか修行級でした。
かんたんに息上がるー!
ここの魅力はなんと言ってもその大自然。
広大なワスカラン国立公園の拠点の街でもあります。
その自然の美しさから、世界一のトレッキングのメッカとしても有名で、世界中からトレッカーが集まってくるほどです。
ということで、今回の目的はもちろんトレッキング。
今回は日帰りですが、二つのツアーに申し込みました。
1日目
パストルリ(Nevado Pastoruri)
1日目のツアーは高所に慣れるという目的も持ちつつ、ほとんど車移動のツアーを選びました。
朝9時に集合し、車でワスカラン国立公園内へ。
ワスカラン国立公園内は自然がホントに綺麗に保護されて、見ていて全く飽きません。
車にていくつかポイントを回ります。
まずはプヤ・ライモンディの群生地
プヤ・ライモンディは花序を持つ植物では世界一の高さの植物だそうです。寿命が28年から最大で100年と言われ、センチュリープラントとも呼ばれています。葉の部分だけで直径3メートル。でか。長い寿命の中でたった1度だけしか花という不思議な植物です。
そしてアルパカとの記念撮影スポット
そして、メインのパストルリの入り口へ。
ここからは約30分ほどの軽いトレッキング。
とはいえ、すでに標高は4000mを超えています。
実は自分、登山が好きで日本でもけっこう登っていたのですが、4000m地点でのトレッキングは人生初。
ちなみにお金を払えば馬に乗って登ることも可能です。
しかし、30分なのでそこまでキツくなくパストルリへ到着。
壮大な氷河です。
帰りは、少し高所に慣れたのか楽に帰れました。
2日目
ラグーナ69(Laguna 69)
今回のメインのツアーに位置付けた2日目。このツアーはワラス内でも一番人気と言われるツアーで、多くの会社が提供しています。THE定番です。
出発は朝の5時。まだ夜明け前から、車にて隣町のユンガイというところまで移動。そこからワスカラン国立公園へ。
さてトレッキングのスタートです。
このツアーでは馬は使えず、すべて自分の足で歩かなくてはいけません。
標準コースタイムは行き3時間、帰り2時間半といったところ。スタート地点は3700m。すでに富士山の9合目くらい。
しかし、このラグーナ69、とにかくコースが美しい。こんな景色があるのかと思うほどの景色。
無駄な文章は書かずに写真でお届けします。
3時間ほどで目的地のラグーナ69に到着。
一言、最高でした。
ちなみにこのトレッキング、コース自体は難しくありません(登山のテクニックが必要な箇所は皆無)実際、近所に買い物行くのか?みたいな格好で登ってる人もいました。
しかし、問題はその標高。3700から4604mまで登るだけあり、息がかなりキツイです。高山病も余裕で出るレベルなので参加される方は、高山病対策の薬の用意や、ゆっくり無理せず登るということを心得てくださいね。
ワラスには唯一の同期隊員もおり、会うことができました。
そしてこの旅行は、同じ任地で間も無く帰国の先輩隊員と一緒に行けた旅行でした。
半年間、同じ街、さらには同じ家でホームステイしていたので帰国が寂しいですが、最後に思い出が作れてとても良かった。
山好きとしてはめちゃめちゃハマったワラス。
今度は乾季のベストシーズンに連泊トレッキングに挑戦したいなと思いました。